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大学図書館と公共図書館の4つの違いを解説

特徴
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図書館司書はその名の通り、図書館で働く職業です。しかし、図書館と一口で言っても実は「大学図書館」「公共図書館」でその役割や利用者層が大きく異なります。

それに応じて、仕事内容も大きく変わってきますので、働く前に自分がどんな図書館に勤めたいのかを見極めることはとても大事です。

この記事では、「大学図書館」と「公共図書館」両者の違いを4つの観点から解説します。

1.利用者層

まずひとつめの違いは図書館を利用する利用者層です。大学図書館はその名の通り、大学生が主な利用者になります。また、大学で研究をしている教員や大学院生の利用も多いため、より学術性の高いサービスが求められます。

一方で公共図書館は地域住民すべてが対象です。小さな子どもから高齢者まで幅広い年齢層の方が利用します。そのため、所蔵している資料も児童書から専門書まで幅広くサービスも図書館によって多様なものとなっています。

事項で少し詳しく解説してみます。

大学図書館の利用者層

主に大学の学生、教員、研究者が利用します。専門的な学習や研究に必要な情報を求める人が多いのが特徴です。基本的には研究や学習のため利用するため、学術的なサービスが求められます。

学生が主な利用者であるためある程度利用者がどんな人かがわかっている安心感があります。ただし、教員や地域住民の方の利用もあるため、大学生だけを相手にするというわけではない点に注意が必要です。

公共図書館の利用者層

地域住民すべてが対象です。子どもから高齢者まで、誰でも自由に利用できるのが大きな魅力です。利用目的も学習だけではなく本を読みたい方や調べ物など多岐にわたります。

日によって異なる利用者層の利用があるため、毎日いろいろな仕事を経験することができます。ただ、その分多様なサービスを求められるため臨機応変な対応が必要になります。

2.蔵書構成

続いての違いは図書館に所蔵している資料の構成です。図書館でもっとも大事な部分といえる蔵書資料は、大学図書館と公共図書館で大きく異なっています。蔵書構成が異なるということは、利用者から問い合わせのある本も違ってくるということなのでサービスの内容に直結してきます。

大学図書館は教育・研究機関であるため学術書・専門書などがメインの蔵書構成となっています。一方で公共図書館は小説や実用書、児童書や郷土資料など住民の生活になじみのある資料であったり、娯楽のための資料が多いです。

大学図書館の蔵書構成

学術書や専門書、研究論文、外国語文献など、学術的・研究的に高度な資料が中心となります。学術機関であるため、専門性の高い資料が多いです。

学生の教養や息抜きのために小説や雑誌を置くこともありますが、どうしても公共図書館よりは少ないです。問い合わせのある資料も「レポートに使えるもの」だったり「学術論文」など難しいものが多いです。

また、大学によって開設している学部やカリキュラムなどによって蔵書構成が異なるのも特徴です。例えば医学系の学部がある大学であれば医学書が、法律系の学部がある大学であれば法学系の本が多くなります。

公共図書館の蔵書構成

小説、実用書、児童書、新聞、雑誌など、生活や娯楽に直結する読みやすい資料が揃っています。特定のジャンルに偏ることなく、幅広い資料が置かれています。

いろいろな種類の本が置かれているため、資料を管理するための「分類」や「目録」の知識がより必要となってきます。利用者が必要な情報を探すために司書を頼る「レファレンス」というサービスも大学図書館より公共図書館の方が多様である傾向にあります。

3.サービス内容

図書館は”本を借りられるところ”というイメージが強いですが、実は図書館司書の仕事には本の管理以外にもいろいろな仕事があります。そういった図書館サービスの内容も大学図書館と公共図書館で大きく異なります。

大学図書館は研究や学術支援のためのレファレンスサービスや学術資料の探し方など、図書館で学術情報を入手するという目的のためのサービスが多いです。一方で公共図書館は読み聞かせやワークショップなど日常生活を支援したり幅広い年齢層のためのサービスが求められています。

大学図書館のサービス内容

研究支援のためのレファレンスサービス、学術データベースの利用支援、論文検索や情報リテラシー教育など、学問に直結するサポートを提供します。学生に学術資料の探し方を教えるためにまずは自分がデータベースの使い方に慣れる必要があるなど専門性の高いスキルが必要となってきます。

大学図書館のサービスは難しいことも多いですが、その分自分が大学で学んだことなどが活かされる場面もあり知識もつくのでやりがいもあります。特にILLという他大学と文献をやり取りする特徴的なサービスがあります。

また、大学図書館は大学の講義スケジュールによって開館日や開館時間が変わることが多いため土日がお休みであることも特徴の一つです。ただし規模の大きい大学は土日も開館していることもあるため、土日休みが希望の方は求人情報をしっかりとチェックすることが必要です。

公共図書館のサービス内容

読み聞かせイベントやワークショップ、地域情報の提供など、日常生活や生涯学習を支援する活動が多く行われます。子どもやファミリー向けのイベントが多いため、子どもと触れ合いたい方は公共図書館の方が向いているかもしれません。

ちなみに公共図書館の一般的な休館日は月曜日です。土日は仕事や学校が休みの人が集うので、土日休みではないことに注意が必要です。

4.運営・役割

最後の違いはそれぞれの図書館の運営体制と担う役割です。同じ図書館であっても求められる役割が異なると利用者・蔵書・サービスすべてが異なってきます。

大学図書館はその名のとおり大学の一部の施設です。大学によって運営され所属する学生や教員のために教育・研究の支援を行うことが求められています。

公共図書館は自治体に運営され、地域住民の生活や娯楽を支える役割があります。また、現代は「生涯学習」という言葉があるように大人になってからも知的活動を支援するため図書館は重要な役割を担っています。

大学図書館の運営・役割

大学という教育・研究機関の一部として、学問の発展や学生教育の支援を担っています。ただ資料を所蔵・管理・提供するだけではなく、探し方や活用方法などを啓発していくことも図書館の役割です。

大学によって運営されているため大学によって司書という仕事の扱いも異なります。たとえば正職員として雇用され、大学職員として研究支援にあたることもあれば、業務委託や派遣として図書館司書の仕事だけに特化することもあります。

大学によって雇用条件やどういった仕事を任されるかが異なるため、求人情報をしっかりと確認することが大事です。

公共図書館の運営・役割

自治体によって運営され、地域住民の知的活動を支援し、文化の発展や地域交流の拠点となります。資料の管理だけではなく、地域住民のために様々な催しごとなどが行われます。

また、公共図書館は自治体運営であるため正職員として勤めるには公務員試験を受ける必要があります。派遣職員などであれば公務員試験を受けなくても働くことができますが、雇用期間に上限があるので注意が必要です。

大学図書館と公共図書館の違いをしっかり把握しておこう

以上、大学図書館と公共図書館の違いを大きく4項目ご紹介しましたが、簡単にまとめると以下のような感じになります。

  • 大学図書館:学術研究の支援拠点。学生や教員が主な利用者となり、扱う資料やサービスも学術的なものが多い。大学職員として雇用されるか、業務委託や派遣として非正規雇用されることが多い。
  • 公共図書館=地域住民の学びと暮らしを支える場。地域に住む老若男女が利用し、所蔵している資料も生活に関わるものから学術的なものまで幅広く扱うこととなる。公務員試験を経て正職員となるか、派遣として雇用されることが多い。

一言で図書館といっても大学図書館と公共図書館では大きく異なる特色があることがご理解いただけたと思います。司書として働く際は自分がどんなスタイルで働きたいかをしっかりイメージすることが大事です。

図書館だからやみくもに求人に応募するのではなく、自分にはどんな図書館が合うかを考えてから求人を探してみてください。

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